西武文理大学では、ハンサリ・ギオーム学長が学生と一緒に日本文化に触れる企画「Le futur de l’infirmier(ル・フュチュール・ドゥ・ランフィルミエ)」を開催しています。
令和8年8月16日(土)は看護学部の学生が参加し、坂本先生(看護学部)を講師にお招きして、茶道の体験会が行われました。
まず教わったのは、お菓子の頂き方とお茶の飲み方の作法。茶碗の正面を避けて時計回りに二度まわしていただく所作や、飲み終えたあとに飲み口を指で拭う動作など、一つひとつに込められた意味を聞きながら実際に体験しました。
また、日常的にいただく「薄茶」とあらたまった席でいただく「濃茶」の違いについても紹介され、場や季節に応じて点て方を変える繊細な心配りに、参加者たちも興味津々の様子でした。



作法を一通り学んだあとは、いよいよ自分で薄茶を点てる体験に挑戦。
茶筅を使い、手首のスナップをきかせてしっかり泡立てるのがなかなか難しく、慣れない手つきに悪戦苦闘しながらも、みんなで教え合う和やかな時間となりました。



ハンサリ学長も学生たちと一緒に体験に参加。
自ら点てたお茶を口にすると、「先生の点てたお茶と自分で点てたお茶では味が全然違う」と驚いた様子でコメント。
来日20年にして初めての抹茶体験に、苦みの強い濃茶にもドキドキしながらチャレンジしていました。
参加した学生・学長の声
◎ 参加学生より
「日本人だけど抹茶を点てた経験はなかったので、今日体験できてよかった。ゲストにお茶が提供されるまでに、想像以上にたくさんの手間がかけられていることがわかりました。」
「提供の作法や器・お菓子の選び方など、ひとつひとつに意味がある。そんな丁寧さが日本らしさだなと思いました。今度参加する海外研修でも日本文化として伝えたいです。」
◎ ハンサリ学長より
「来日して20年になりますが、抹茶を点てて飲むのは初めてでした。今日皆さんと体験できて、充実した時間でした。坂本先生が点ててくださったお茶と自分で点てたお茶の味の違いに驚きました。奥の深い世界——もっと深堀りしたいなと思いました。」

終始なごやかな雰囲気の中、お茶を通じて日本の伝統文化に触れるとともに、学長と学生が同じ時間を過ごす貴重な機会となりました。
今回教室を彩った花もすべて坂本先生が学内で見かけた野の花を生けたもの。そのさりげないおもてなしの心遣いも、茶道の精神そのものでした。