トピックス
サービス経営学部 看護学部 大学内のことを知りたい どんな教授がいるのか知りたい
2026.03.31

新学長ハンサリ・ギオームが描く、これからのビジョンとは。

2026年4月より西武文理大学の学長に、ハンサリ・ギオーム氏が就任しました。
新学長が描くビジョンとはどんなものなのか、聞きました。

Q)まず、学長に就任された経緯を教えてください。

フランスで生まれ育ち、2006年に来日してからはIT企業を立ち上げて経営してきました。テクノロジーの世界で20年以上働いてきましたが、その中で気づいたのは、どんなにテクノロジーが進化しても、最後に大切なのは「人と人とのつながり」だということです。
自分自身のキャリアを振り返ると、計画通りに進んだことなんて一度もありません。振り返れば一本の道のように見えるけれど、歩いている最中はいつも「この先どうなるんだろう」と思っていました。ITから教育へ。予想もしなかった道を歩いてきたからこそ、「決められたレールだけが正解じゃない」と私は心から言えます。
でも、教育への関心はずっとありました。
子どもの時から数学の先生になりたくて、大学生の頃はアルバイトで家庭教師をやっていました。ただ、プログラミングも好きだったので、最終的にはエンジニアの道を選びました。
会社を経営していたときは人材育成に力を入れていましたし、多くの大学から研修の依頼があり、大学生と接触する機会も多くありました。
日本に来て20年。IT業界で20年。キャリアに区切りをつけて、教育に専念したいと考えるようになったとき、西武文理大学の学長という貴重なオファーをいただきました。

Q)「18歳人口」が減る中で、大学はどう変わっていくでしょうか。

日本では、大学に入る年齢の若者が毎年減り続けています。これはどの大学にとっても大きな課題です。
ただ、私はこれを「ピンチ」ではなく「チャンス」だと捉えています。今まで大学は主に、高校を卒業したばかりの年齢層だけを対象にしてきました。でも、学びたい人は世の中にたくさんいます。社会に出てからもう一度学びたい大人、海外から日本のホスピタリティを学びに来る留学生。そういう人たちにも門戸を開いていきたいと思っています。
大事なのは、他の大学と同じことをしないこと。西武文理大学には「ホスピタリティ」という独自の強みがあります。その強みを活かして、自分たちにしかできない改革を進めていきます。

Q)学長としてのビジョンをお聞かせください。どんな教育を目指していますか?

本学が掲げるビジョンは「Kind Entrepreneurship(思いやりのある起業家精神)」です。
「起業家精神」というと、会社をつくることだと思うかもしれません。でもここで言いたいのは、困っている人や社会の課題に気づいて、自分から動ける力のことです。そこに「思いやり」―相手の気持ちを想像する力―が加わると、本当に人の役に立てるようになるのです。
教育の柱は3つあります。

1. AIを使いこなした上で、人間にしかできないことを磨く。AIが答えを出せる時代に大切なのは、「よい問いを自分で考えられるか」です
2. いろんな人と一緒に学ぶ。背景が異なる多くの人と同じ教室で学ぶことで、視野が広がります
3. とにかくやってみる。教室で講義を聴くだけではなく、イベントの企画や地域との連携プロジェクトなど、実際に手を動かして学びます

Q)学生に期待することは?

「王道じゃ辿り着かない場所がある」、これは本学の合言葉です。
偏差値や世間の「正解ルート」だけが道じゃない。自分だけの道を見つけてほしいと思っています。
「やりたいことがまだわからない」、それでまったく構いません。最初から夢がはっきりしている人のほうが少数派です。大事なのは、まず動いてみること。本学では、学生が自分たちでイベントを企画運営したり、地域の人と一緒にプロジェクトに取り組んだりする機会がたくさんあります。入学時には自己紹介もできなかった学生が、1年後には自信を持って自分の考えを話せるようになる。そんな姿を何度も見てきました。
もちろん、自由なだけではありません。看護の現場では人の命を預かります。サービスの現場ではお客様の大切な時間を預かります。プロとしての倫理や規律は、どんな道を歩んでいても絶対に守るべきものです。入口は自由でいい。でも、やるべき時にはやる。そのオン・オフの切り替えができる人になってほしいと思います。
失敗してもいい。まず一歩、踏み出してみてください。そしてその道は、一人で歩かなくていい。仲間と一緒に進んでいけばいいんです。

Q)これからの西武文理大学は、どんな大学になりますか?

ひとことで言えば、「小さいけど、深い大学」です。
これからの時代は、AIがあらゆる知識を瞬時に提供してくれます。そんな時代に大学が提供すべきものは、知識の量ではなく、自分で問いを立てる力、人の気持ちを想像する力、周りを巻き込んで一緒に前へ進む力です。これらは教科書やAIからは学べません。人と人との関わりの中でしか育たないものです。
本学はホスピタリティの大学として、その価値をさらに深め、広げていきます。高校生だけでなく、社会人も、海外からの留学生も、世代も国境も越えていろんな人が集まり、一緒に学ぶ場をつくっていきます。多様な人との出会いが、自分の世界を広げてくれる。そんな大学です。
大規模な大学にはない、一人ひとりの顔が見える距離感。それが本学の一番の強みです。規模の大きさではなく、学びの深さで勝負する。「ここに来てよかった」と思える大学、それが私の目指す西武文理大学です。

ハンサリ・ギオーム<br />
西武文理大学 学長<br />
<br />
フランス出身。2006年コンピュータサイエンス修士課程修了後に来日。2008年に東京でゲーム開発会社Wizcorp Inc.を創業。2014年にフランス企業Ankamaへ売却後、2019年にKeywords Studiosグループに参画し、日本法人のカントリーマネージャーとして約450名の組織を統括。2025年より西武文理大学で起業家精神を教え、2026年4月学長就任。趣味は、ギター、パン作り、起業家の育成、スタバアプリのスタンプ集め。”>
                                      <figcaption class=ハンサリ・ギオーム
西武文理大学 学長

フランス出身。2006年コンピュータサイエンス修士課程修了後に来日。2008年に東京でゲーム開発会社Wizcorp Inc.を創業。2014年にフランス企業Ankamaへ売却後、2019年にKeywords Studiosグループに参画し、日本法人のカントリーマネージャーとして約450名の組織を統括。2025年より西武文理大学で起業家精神を教え、2026年4月学長就任。趣味は、ギター、パン作り、起業家の育成、スタバアプリのスタンプ集め。

資料請求、
対面・オンラインでの
個別相談も可能です

オープンキャンパス